弟の荷物の少ない引っ越しを手伝った思い出

23歳まで実家にいた私とは違って、弟ははやく家が出たかったらしく、高校を卒業と同時にすぐ東京に引っ越し、一人暮らしを始めました。調布にすぐアパートが見つかって、別に来なくていい、と言われたらしのですが、心配だから見に行きたいが、忙しくて行けない両親の変わりに、ひとり東京へ足を運んだことがあります。田舎で育ったので、電車に乗る機会だってほとんどない私でしたが、弟がこんなところで暮らしているなんて、びっくり&信じられませんでした。

なんとか乗り換えを間違えながら、たどりついた西調布の駅に弟が迎えにきていました。その日は弟が朝から仕事だったので、私が生活に必要なものを買い物して揃えることになりました。アパートがみつかって、単にそこに暮らしていただけで、布団しか買っていなかった弟だったので、部屋にはまだなんにもありませんでした。弟を見送って、電車で数駅先の大きなスーパーへ。そこで、タオルやら台所用品、カーテンなどを買いました。

途中で、弟の部屋のために買うんだった・・・ということを忘れそうになり、わたしの趣味でいろいろ選びそうになってしまいました。冷蔵庫や洗濯機は、量販店で配達を頼み、大荷物を抱えて帰宅。このとき思ったのが、「都会の生活って不便!」。だって、田舎ではみんな車の生活。大きな荷物や、重い荷物があっても、自家用車で運べるのに、東京って大変~、と思ったりしました。

なんとか弟の家に着いて、カーテンをつけたり、部屋を整えたりして、弟を待ちました。電化製品も届いて、なんとかまともな生活を始められるようになった弟。そんな弟を見て、あんなに小さかったのに、こんなところで一人で生活するんだな~、と感慨深いものが。

引っ越しって、引っ越す本人にとっては新たな生活の始まりでワクワクですが、送り出すほうとしては、心配と別れの感情がありますから、なんかせつないですね。その後わたしも数年して関東で暮らし始め、京王線に乗ると、このときの弟の荷物の少ない引っ越しのことをいつも思い出すのでした。