大家さんの親切心と引越しを決断する心

引越しは何回もしてきました、そして引っ越す決断も何回もしてきました。初めて親元を離れて一人暮しをした。はり治療院の2階、初めての一人暮らしで何をしていいのか分からない生活をしていました。部屋の中には荷物が少なく、兄から貰った古いテレビと布団があるぐらいでした。 その部屋に小さな引越しをしてきた日は、自分が部屋のどこにいていいのかなんとなく落ち着かなくて、部屋の隅の壁に寄りかかって過ごした事を思い出します。

大家さんである、はり治療院の老夫婦は親切ではあったのですが、その親切心がエスカレートする事もあり、自分が外出している間に、部屋を掃除してくれる事が何回もありました。部屋に帰ってくると、妙に部屋が片付いているというのは、ちょっと親切心でやってくれている事でも、ちょっと耐えられないものでした。 そして1年と少し生活をしていた部屋から引っ越す決断をしました。その次は、住宅街にある2階建ての静かなアパートでした。アパートの一番奥の一階の部屋で、以前の下宿のようなアパートに比べると、とても快適な生活ができたと思います。

でも、ここでもやっぱり大家さんが絡んできます。アパートから結構離れた住宅地に大家さんの立派な家があり、家賃はそこへ持って行っていました。 そして、行くと必ず話をされるのは、お見合いの話です。毎回、こんな娘、あんな娘、紹介されるのですが、その内部屋にも来て、部屋をチェックしながら、そしてお見合いの話をされます。結局、そのアパートも2年もしない内に引越しを決断しました。